- 間口・奥行をmmで書いたか(間で伝えた場合も併記したか)
- 高さを決めて図面に書いたか
- 会場の実測(柱・消火栓・非常口・壁の出っ張り)と照合したか
- ステージを上げたあとの天井までの余裕を確認したか
- 階段の数・位置・手すりの有無を決めたか
- スロープの要否を確認したか(車いすの登壇・重量物の搬入)
- スカートの色と丈、カーペットの色と範囲を指定したか
- 袖や裏側の目隠しが必要な角度がないか確認したか
積載まわり
- ステージに載せる機材と重量を書き出したか(ピアノ・LED・演台・什器)
- 一度に登壇する最大人数を、進行台本から拾ったか
- 製品の等分布荷重を施工会社に確認したか
- 集中荷重がかかる場所の補強要否を相談したか
- 会場の床荷重と床養生の指定を確認したか
トラスまわり
- 吊り/自立を決めたか
- (吊る場合)吊り点の位置・許容荷重を会場に確認したか
- (吊る場合)舞台機構を誰が操作するかを確認したか
- (吊る場合)会場への事前提出・承認が必要かを確認したか
- (自立の場合)ベースプレートとウェイトの置き場を図面に落としたか
- (自立の場合)足元が来場者・スタッフの動線にかかっていないか
- 吊る物の重量を伝えたか(灯体数・スピーカー・バナー・LED)
- (屋外)風を受ける面と、強風時の対応・判断者を決めたか
段取り・安全まわり
- 仕込み・撤去の時間帯を時刻で伝えたか
- 音響・照明がいつからステージに乗れるかを全社で共有したか
- 搬入経路(横付け可否・エレベーター寸法・通路幅)を伝えたか
- 施工会社の作業人数と体制を確認したか
- 高所作業が発生する場合の墜落防止措置を確認したか
- 規模に応じた手続きの要否を、施工会社・会場に確認したか
- 保険の守備範囲(施工会社側/主催者側)を確認したか
- 原状回復の条件(釘打ち・テープ跡・床面)を確認したか
全部そろわなくても大丈夫です。「高さ」「積載」「吊り方」の3つが埋まっていれば、ステージの発注はかなり安全になります。

ステージの発注は、地味な仕事です。
打ち合わせで褒められることも、報告書に載ることもほとんどありません。うまくいったときは、誰も気づかない。当日、出演者が普通に上がって、普通に降りてくる。それだけです。
でも、何もなかった床が一日だけ舞台になるのは、誰かが寸法を測って、重さを数えて、時間を割り振ったからです。当日の2時間のために、その準備を引き受けている人がいる。それがあなたの仕事です。
分からないことがあれば、聞いて大丈夫です。施工会社は、聞かれることを面倒だとは思いません。むしろ、条件を先に出してくれる発注者のほうが仕事がしやすい。あなたが今日メールで3行聞くことは、相手にとっても助かることです。
いま、見積の比較で手が止まっているなら——それは、ちゃんと中身を見ようとしているからです。 A4一枚のメモから、始めてみましょう。
この内容は記事「イベントの仮設ステージ・トラス手配|発注仕様と安全確認の勘所」のチェックリストです。印刷してそのままお使いいただけます。 / 無料ツール一覧へ