オリエンとは?案件の最初に与件を聞き取る打ち合わせをやさしく解説

企画を作り始めてから、「前提が違った」と気づいた日に

依頼を受けて企画を作り込んだのに、提案の場で「予算がそんなにない」「日程はその週は無理」と前提がひっくり返る。やり直しになるのは、最初の聞き取りが足りなかったからかもしれません。この出発点の打ち合わせが、オリエンです。

オリエンとは?ひとことで言うと

オリエン(オリエンテーションの略)とは、案件の冒頭で、発注側から目的・予算・日程・条件などの「与件(よけん)」を聞き取る最初の打ち合わせのことです。ざっくり言うと、「このイベントで何を・なぜ・どこまで」を依頼主の口から確認する場です。ここで集めた前提が、その後の企画書や見積、当日の段取りすべての土台になります。

打ち合わせ机で、発注側の説明をディレクターが頷きながらメモにまとめ、目的や予算の前提を聞き取っているオリエンのイメージ
オリエンは案件の前提を依頼主から聞き取る最初の打ち合わせ

イベント現場ではどこで使う?

オリエンは、案件を受けた直後、企画や見積に入る前に行います。発注側が資料を用意して説明してくれることもあれば、こちらから質問して引き出すこともあります。ここで聞いた内容をもとに、企画書の方向性を決め、概算の見積を組み立てます。つまりオリエンは、その後のすべての作業の入口になる打ち合わせです。

なぜ大事なのか

オリエンで前提をそろえておくと、後の企画や見積が的を外しません。逆にここがあいまいだと、立派な企画を作っても「そういうことじゃない」とやり直しになります。目的・予算・日程・優先順位といった土台は、後から大きくは変えにくい部分です。最初に正しく受け取っておくことが、手戻りを防ぐいちばんの近道になります。

具体例で見る

たとえば「周年イベントをやりたい」という依頼でも、目的が「取引先への感謝」か「社員の一体感づくり」かで、企画は大きく変わります。さらに、予算の上限、譲れない日程、来てほしい人数、過去にやって良かった・悪かったこと、決裁の流れまで聞いておくと、提案がぶれません。聞きそびれそうな項目は、事前に質問リストを用意して臨むと取りこぼしを防げます。何を必ず聞くかは案件の性質で変わるので、毎回リストを見直すのがおすすめです。

つまり現場では?

オリエンを受けるということは、依頼主の頭の中にある「やりたいこと」と「動かせない条件」を、こちらが正確に受け取る作業です。聞いて終わりにせず、その場で要点を言い返して認識を合わせておく、と考えると後がぶれません。

知らないとどう困る?

オリエンが浅いと、前提のずれに気づかないまま作業が進み、提案の段階で大きな手戻りが起きます。予算や日程を聞き漏らすと、実現できない企画を出してしまうこともあります。最初の数十分の聞き取りを丁寧にやるかどうかで、その後の何日分もの作業の向きが決まります。

よくある勘違い

明日やるならこれ

次の案件に入る前に、「目的・予算・日程・人数・優先順位・決裁の流れ」など、必ず聞きたい項目を質問リストにまとめておきましょう。オリエンの場でそれに沿って確認し、最後に要点を口頭で復唱すれば、前提のずれをその場でつぶせます。

ひとことで言うと

オリエンとは、案件の冒頭で発注側から与件を聞き取る、最初の打ち合わせのことです。

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