養生とは?会場や備品を傷つけないための保護のこと
撤収後、会場の人と一緒に床を見ながらドキドキする日に
撤収のあと、会場の担当者と一緒に床や壁を見て回るとき、「どこか傷つけてないかな」と心臓がドキドキすることはありませんか。その不安をあらかじめ減らしておくのが、養生です。
養生とは?ひとことで言うと
養生(ようじょう)とは、イベントの仕込みや本番で会場の床・壁・柱や、運び込む備品を傷つけないように、シートやテープなどで保護しておくことです。ざっくり言うと、「借りた場所と物に、傷をつけないための事前のガード」です。機材を引きずる、台車を通す、装飾を貼る——そうした場面で出る傷や汚れを、先に防ぎます。

イベント現場ではどこで使う?
養生は、仕込み(設営)の最初のほうで行い、撤収のときに外します。搬入経路の床、ステージ周り、壁に何かを貼る箇所、機材を置く場所などが対象です。会場によっては「ここは必ず養生する」というルールがあるため、会場規定や下見のときに確認しておきます。
なぜ大事なのか
養生をしておくと、会場を借りたときと同じ状態で返せて、原状回復のトラブルや追加費用を避けられます。傷をつけてしまうと、補修費の請求や、次回その会場を使えなくなるといった事態にもつながりかねません。きちんと養生してあると、会場の担当者からの信頼にもつながり、次の案件もやりやすくなります。
具体例で見る
たとえば「搬入経路の床に養生シートを敷く」「台車のキャスターが当たる角を保護する」「壁に装飾を貼るときは、直接ではなく養生テープの上から貼る」といった対応をします。養生テープは、はがしても跡が残りにくいことが多いテープです。ただし材質によっては跡が残ることもあるので、貼ってよい場所・テープの種類は会場に確認しておくと安心です。
つまり現場では?
養生をするということは、借りた会場と備品を「来たときの状態のまま返す」ために、傷や汚れの原因を先に押さえておくことです。撤収後のチェックで胸を張れるよう、仕込みの段階で準備しておく作業です。
知らないとどう困る?
養生を省くと、床に台車の跡がついたり、壁にテープ跡が残ったりして、原状回復の費用を請求されることがあります。会場との関係が悪くなれば、その後の利用にも響きます。「終わってから気をつける」では遅く、傷は仕込みの段階で防ぐものだと考えておくと安心です。
よくある勘違い
- 養生は「念のため」ではなく、会場側のルールになっていることが多いです。やる・やらないを自分で決めず、会場規定を確認しましょう。
- ガムテープなど普通のテープを養生のつもりで使うと、かえって跡が残ることがあります。会場が認める養生用のテープ・資材を使うのが基本です。
明日やるならこれ
次の下見のとき、会場の担当者に「養生のルールはありますか」「貼ってよいテープの種類はありますか」と1つ聞いてみましょう。仕込み前にこれが分かっているだけで、撤収後の不安がぐっと減ります。
ひとことで言うと
養生とは、借りた会場と備品を傷つけずに返すための、先回りの保護です。






