進行台本とは?司会・演出・転換の流れを書いた当日の台本
「この後どう繋げるんだっけ」と司会と顔を見合わせる前に
リハで「ここ、誰が何て言って次に渡すの?」と司会と止まることはありませんか。流れが言葉になっていないと、本番でも一拍の迷いが生まれます。その迷いを先に消しておくのが進行台本です。
進行台本とは?ひとことで言うと
進行台本(しんこうだいほん)は、司会の言葉・演出・転換の流れを、起きる順番にそって書いた当日の台本です。ざっくり言うと、「本番の流れを、セリフと動きで書き起こした筋書き」です。何分に何が起きて、司会が何を言い、次へどう渡すかを、読めばそのまま進められるようにまとめます。

イベント現場ではどこで使う?
進行台本は、司会・演出・転換に関わる人が当日いちばん見る紙です。司会は自分の言葉と尺を確認し、演出側は見せ場の段取りを確認し、舞台転換のスタッフは「いつ動くか」を確認します。事前の読み合わせやリハーサルでも、台本を通しながら時間や言い回しを詰めていきます。
なぜ大事なのか
進行台本があると、本番で「次にどう繋げるか」を全員が同じ理解で動けます。司会のアドリブに頼りすぎず、誰が代わりに進めても流れが崩れない状態をつくれます。とくに登壇者が多い・転換が多いイベントほど、言葉と動きを先に決めておくことで当日の迷いを減らせます。
具体例で見る
たとえば「司会:『続いて第2部、ゲスト◯◯さんをお迎えします』→(袖からゲスト入場・拍手促し)→〔音〕登場SE→着席を確認して司会が質問へ」のように、セリフ・動き・きっかけを順番に書きます。ここまで書いておくと、司会が言葉に詰まっても台本を見れば戻れますし、転換の人も「拍手のタイミングで動く」と分かります。
つまり現場では?
進行台本を書くということは、本番の流れを「読めば再現できる順番」に落とし込むことです。あなたの頭の中の演出意図を、当日のチーム全員が同じテンポで実行できるようにする作業です。
知らないとどう困る?
進行台本がないと、繋ぎの言葉や転換のタイミングがその場任せになり、本番で間(ま)が空いたり、登壇者の出るタイミングがずれたりします。司会が体調を崩したり交代したときに、流れを引き継げる人がいなくなるのも大きなリスクです。
よくある勘違い
- 進行台本と香盤表は別物として混同されがちです。香盤表が「時間と担当の一覧」なら、進行台本は「言葉と流れの筋書き」。両方を突き合わせて使うと、時間ときっかけがそろいます。
- 一字一句を読み上げさせる台本にする必要はありません。要点と繋ぎだけ固め、言い回しは司会に委ねる、という濃淡のつけ方もあります。
明日やるならこれ
まずはイベントの大きな流れ(オープニング→各パート→クロージング)を縦に並べ、各パートの「司会の最初の一言」と「次へ渡す一言」だけ書いてみましょう。繋ぎの2か所が決まるだけで、流れの不安はかなり減ります。
ひとことで言うと
進行台本とは、当日の流れを司会の言葉と動きで書き起こした筋書きです。





